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人生100年時代に向けた資産形成

日本の長寿化は世界中から注目されており、いまや「人生100年時代」と言われる時代になりました。政府も長寿社会に対しあらゆる政策を考案していますが、「老後2000万円問題」などもあり、生活者一人ひとりの自助努力も必須となってきました。今回は人生100年時代と、その将来に向けて今から取り組めることをお話しします。
 

「人生100年時代」とは


 
そもそも人生100年時代とは、どのようなことなのでしょうか。
 
「人生100年時代」とは『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の著者であるリンダ・グラットン教授が提言したものです。
「長寿が(100歳前後まで)今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」という内容を表す言葉として登場します。
 
つまり個人の人生設計といった狭義にとどまらず、国家的な課題であることを初めて社会に訴えかけたのです。長寿国家として名高い日本でも、日本政府によって「人生100年時代構想会議」が開催されています。
 
『LIFE SHIFT』に引用されている研究では「2007年に日本で生まれた子供については、107歳まで生きる確率が50%ある」とのことで、現代に至っては更に確率が上がっているといえます。健康寿命が世界一と言われる日本において、どのように生き抜いていくかという問題に個人個人が向き合わなければいけない時代なのです。
 

どんどん延びる日本の平均寿命


 
厚生労働省の発表によると、2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、過去最高を更新しました。前年に比べて女性は0.05歳、男性は0.16歳延びており、過去最高の更新は女性が6年連続、男性が7年連続と年々延びています。
 
また、厚労省が把握する50か国・地域の中で、日本の平均寿命は女性が香港に次いで2位、男性が香港、スイスに次いで3位と上位にきております。
 
このように超長寿国にある要因として、日本人の三大死因であるがんや心疾患、脳血管疾患などの死亡率の低下が平均寿命を延ばしています。医療の発達と健康意識の高まりで、さらに寿命が延びる可能性があることは、おのずと推測ができることですね。
 

60~80歳のライフイベント


 
60歳以降にもなると、ある程度のライフイベントは終えているような気がします。
しかし、現代の傾向にある高齢出産もあり、60歳以降でも実は多くの出資が必要な年齢なのです。具体的にどのようなライフイベントがあるか見ていきましょう。
 
●子どもの進学や就職
●子どもの結婚や出産
●退職や独立
●介護
 
40年前の自分に起きたライフイベントを自分の子どもたちも通過しようとしています。なかでも就職や結婚・出産は、子どもの一生を左右する大きなイベントになるため、親としては少しでも力になりたいと思う人が多いはずです。金銭的な援助ができるくらいの貯えを確保しておきたいですね。
 
また、自身は体力的にもこれまで通り働き続けるのが困難になります。定年という制度があるのであれば、退職後も何らかの形で働き続けることはできますが、それも限度があるでしょう。
 
さらにこの期間には自分の配偶者の介護が現実の問題として浮上してきます。デイサービスに通ったり施設に入るにしても、自宅で介護をするにしても、まとまったお金が必要になります。
 

楽しい老後に向けて資産運用を


 
長生きすること自体は大変喜ばしいことです。しかし現実問題、生きていくにあたり資産(お金)が必要不可欠になってきます。今までの老後プランの考え方は、「60~65歳で定年退職し、退職金や年金、それまで貯めた資金で、残りの余生(15~20年)を生きていく」というようなものでした。
 
しかし“終わり”が15年から20年延びるとなると話は変わってきますよね。年々あらゆる企業で減少傾向にある退職金、また今後いくらもらえるかわからない年金のみをあてに生活していくのはとうてい難しいでしょう。
 
豊かで楽しい老後を送るために今からできること、それは“お金を作る”ことです。実際に、将来に向けた資産形成のために積極的に資産を運用する人が増えてきています。限られた時間の中で、いかに効率的にお金を増やしていくかが重要になってきます。
 
当サイトでは資金形成や資金運用、海外に向けたオフショア投資について、ご理解いただいた上でお客様の資金状況や将来設計を踏まえた適切な運用・形成方法をご案内しております。