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資産運用の種類はどれだけある?特徴と目的別に解説-前編-

超低金利が続いている今、資産運用で人生のお金を作ることを考えるようになりました。資産運用の種類は数多くありますが、大事なのは自分の目的に合った方法を行うことです。それぞれの方法を理解せずに安易に始めてしまうと、思わぬ損失を出してしまうかもしれません。今回は、資産運用の種類や、それぞれの特徴を前編と後編で分けて紹介します。
 

資産運用の利益の上げ方


 
資産運用で利益を上げる方法は2種類あります。
どのような資産運用でも、利益の上げ方はこの2つのどちらかにあてはまります。

・インカムゲイン

「インカムゲイン」とは、資産を保有することで安定した定期的に得られる利益のこと。代表的なものは、預貯金や債券の利子、株式の配当金、また家賃収入があります。
 

・キャピタルゲイン

「キャピタルゲイン」とは、資産を売買することで、その売却差益を利益として受け取る方法のことです。代表的なものは、株式や不動産の売却益です。
 

・インカムゲインとキャピタルゲインの違い

この2つは、利益の上げ方だけではなく、利益の大きさや安定性、利益を上げるための難易度(実現性)も異なります。
インカムゲインは、資産を保有しているだけで利益を得られるので、安定的に利益を得ることができます。また、定期的に得ることが可能です。しかしその分の利益の額は小さくなります。
一方で、キャピタルゲインは常に利益を得られるわけではないですが、売買のタイミングを上手く合わせることができれば、インカムゲインでは得ることのできない大きな額を得ることができます。
 

各資産運用の種類と特徴


 

・預金

低金利が続いている近年、資産を増やす資産運用ではなく、資産を守るための資産運用といえます。
<メリット>
・元本と利息(約定日まで)が保証されている
・すぐに引き出すことができる預金があることで安心感がある
<デメリット>
・超低金利のため、利息でお金を増やすことが期待できない
・定期預金にした場合、すぐに出金ができない
 

・外貨預金

外貨預金とは、日本円での預金ではなく、ドルや元、ユーロなど、外国の通貨で預金することです。
<メリット>
・外貨預金は日本の預金よりも金利が高いものがある
・為替取引において、円安のなれば利益を得られる
<デメリット>
・為替取引において、円高になると損をしてしまう(元本割れ)
・為替手数料が存在するため、円安で利益が出たとしても相殺もしくは損失を出す可能性がある
 

・金投資

金を購入し、金自体の価格変動で利益を出していく資産運用のこと。
<メリット>
・金自体が有限であり、様々な物に使われるため無価値Nなりにくい
・金は世界共通の価値を持つ
<デメリット>
・金の取引はアメリカドルで行われるため、為替変動の影響を受ける
・金を保有しても株のように配当はないため、不労所得にならない
・金の価値は変動するため、元本割れのリスクがある
 

・投資信託

運用のプロである運用会社にお金を預けて、代わりに投資してもらう資産運用のことです。
<メリット>
・運用会社に任せておけるので手軽
・最低額が100円からと、小額の投資が可能
・個人では投資しにくい海外の金融商品も投資ができる
<デメリット>
・手数料がかかる
・元本保証がない
・複雑な仕組みになりがち
 

・ETF(上場投資信託)

ETF(Exchange Trade Funds)とは、日本語で上場投資信託と呼ばれています。投資信託自体が上場しており、証券会社を通じて購入することができます。
<メリット>
・一般的な投資信託と比較すると信託報酬が低い
・株式と同じように、指値注文(自分の入手したい価格で購入する購入方法)や信用取引が可能
・売買がいつでも可能
<デメリット>
・株式売買手数料がかかる
・分配金を自動で再投資できない
・価格変動が起こるため、元本割れのリスクがある
 

・J-REIT(不動産投資)

REIT(Real Estate Investment Trust)は不動産運用のプロが投資家からお金を集め、複数の不動産に投資を行い、得られた家賃収入や売却益を投資家に分配する金融商品のことです。
J-REITの「J」は「JAPAN」のJです。
<メリット>
・不動産の知識がなくても、プロに任せられるので気軽
・小額の投資金額で可能
・売買がいつでもできる
<デメリット>
・価格変動があった場合に、元本割れのリスクがある
・金利変動や火災など、様々なリスクがある
・上場廃止になる可能性がある
 

・外貨MMF

MMFとは「マネーマネジメントファンド」の英語の略称で、債券を売買する投資信託です。外貨MMFの場合は、国内ではなく、外国の債券が対象となります。
<メリット>
・外貨預金と比べて、利回りが高いものがある
・小額投資が可能
・購入や解約が素早くできる
・預金保険制度の対象品である
<デメリット>
・元本保証がない
・金利変動、信用、為替のリスクがある
・為替手数料がかかる
 

 
このように、資産運用にはたくさんの種類があります。今回紹介した6つの資産運用にも、それぞれのメリットとデメリットがあることが分かりましたね。
 
資産運用は、上記の6つ以外にまだまだ種類があるんです。後編では、残りの種類とその特徴を紹介します!