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資産運用の種類はどれだけある?特徴と目的別に解説-後編-

前回の記事では、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」、6つの資産運用の種類と、そのメリット・デメリットについてお話をしました。今回は引き続き、資産運用の種類について紹介をしていきます。多くの種類がある資産運用。他にどのような種類があるのでしょうか。基本的な知識を身につけてちゃんと利益をあげることが大切です。
 

各資産運用の種類と特徴-後編-


 

・保険

保険には様々な種類があり、生命保険、医療保険、火災保険など数多くあります。その保険の種類によって、それぞれのメリット・デメリットがあります。
<メリット>
・万が一の際に保障してもらえる
・節税対策になる
<デメリット>
・保険を利用しなかった場合、掛け金が無駄になる
・保険会社の破たんによる損害
 

・iDeCo(個人型確定拠出年金)

国民年金や厚生年金のような公的年金ではなく、私的年金として登録しました。特定の金融商品を講座で運用することで、様々なメリットを受けることが可能です。
加入資格は下記の4つです。
・企業型確定拠出年金に加入していない
・日本国内に住んでいる
・20歳以上60歳未満
・国民年金を収めてる
<メリット>
・住民税や所得税の控除を受けることができる
・運用利益は非課税
・金融商品を何度も変更することができる
<デメリット>
・60歳まで引き出しができない
・途中で解約することができない
・運用をするので、本元割れの可能性がある
・手数料がかかる
 

・国債・地方債

国や都道府県、市町村などが発行している債券を購入して資産運用する方法もあります。国(日本)が発行している債券が国債、地方公共団体の場合を地方債と呼びます。個人でも購入することが可能です。
<メリット>
・国債、地方債ともに1万円からの購入が可能
・長期保有で安定した利回りを得ることが可能
・元本割れのリスクが比較的低い
<デメリット>
・価格変動することがある
・国や地方が破たんした場合、元本割れや利息払いができない可能性がある
・短期的な資産運用で利益を出しにくい
 

・外国債券

日本の債券ではなく、外国の債券を購入して資産運用する方法です。
<メリット>
・多くの外国債券は、日本の債券より利回りが高い
・為替変動によって、利回り以外の利益を得ることが可能
<デメリット>
・為替変動によっては損をする可能性もある
・破たんした場合、元本割れや利息の支払いが行われない可能性がある
・100万単位の金額が必要である
 

・社債

企業が発行する債券のこと。企業側としては、まとまった事業資金を調達するために行うことが多いです。
<メリット>
・国債や預金と比べて利回りが高い
・安定した企業の社債であれば、信用も高く安心できる
<デメリット>
・債務不履行になった場合、元本が返却されない、もしくは利息の支払いが行われない可能性がある
・単価が高いものが多い
・ソーシャルレンディング
ネット上でのお金の貸し借りをする仲介サービスのことです。貸付型、融資型クラウドファンディングとも呼ばれます。
<メリット>
・預金や国債と比べると、利回りが高い傾向にある
・1万円からの小額投資が可能
・短期(3ヶ月から1年)が多く投資しやすい
<デメリット>
・融資先の事業が上手くいかない可能性がある
・途中解約することが原則不可能
 

・不動産投資

不動産投資は、初期投資額も多く必要で、その分リスクも大きいですが、不労所得といった資産運用をしていくことができる方法です。
<メリット>
・レバレッジ効果(小さい資金で投資効果を上げ、さらに収益性を高めること)を働かせることができる
・長期的に安定した収益を得やすい
・生命保険の代わりになる
・節税対策が可能
<デメリット>
・投資金額が大きい
・空き部屋が増えると収益がなくなる
・物件価値が下がる場合がある
 

・株式投資

物価の変動で利益を出すことの他に、配当金や株主優待券で不労所得を得ることができます。
<メリット>
・配当金の出る株式を購入することで、不労所得を得られる
・株価の変動で短期的に利益を得ることが可能
<デメリット>
・株価の変動による損が出る可能性がある
・上場廃止になる可能性がある
・大幅な落下が起こり、売れなくなる可能性がある
 

・FX

FXは「Foreign Exchange」、日本語で「外国為替証拠金取引」と呼びます。外貨を交換したり、売買したりすることで利益を上げる投資です。
<メリット>
・24時間取引が可能
・小額投資が可能
・レバレッジを働かせることが可能
<デメリット>
・為替変動による損失
・レバレッジを働かせて損失した場合、多額の損をする
 

・先物取引

決められた期日に特定の商品を決められた価格で売買することをいいます。特定の商品にはさまざまな種類があり、債券や金属、石油などもあれば小豆やコーンなど多種多様です。
<メリット>
・売り注文から始めることができる
・レバレッジを働かせることができる
・企業への投資ではないので、倒産リスクや上場廃止がない
<デメリット>
・元本の保証がない
・レバレッジで多額の損失を出す場合がある
・証拠金が高額である
 

・仮想通貨

ビットコインの他にイーサリアムやライトコイン、リップルなどさまざまな種類の仮想通貨が登場しています。近年多くの注目を集めています。
<メリット>
・24時間の取引が可能
・価値が飛躍的に上がる可能性がある
<デメリット>
・価格変動が大きい
・正式な通貨ではないため、国などから保証がない
 

目的や目標に合わせて資産運用を始めましょう


 
初めて資産運用をする人は、リスクの少ないものからスタートするのもひとつでしょう。老後資金を貯めたい人は、終身保険や不動産投資などの長期的かつ負担があまりない資産運用がいいですね。
短期的にお金を増やしたいと考える人の場合、ハイリスクハイリターンのものを選ぶ必要があります。これは大きな利益を得ることもできますが、大きな損失を出してしまう可能性もあるので注意が必要です。
 
資産運用にはこれだけ多くの種類があるということを知っていただけたと思います。それぞれのメリットやデメリットを理解した上で、目的や目標に応じて資産運用を行うことが大切ですね。